水虫の治療薬ラミシールを勧める医師

かかとにできた水虫にはラミシールクリームがおすすめ

かかとなどに出来る水虫は、皮膚糸状菌などのカビが原因で起こる皮膚疾患です。
ラミシールクリームはこのような水虫、角化型白癬、爪白癬などの治療に使用される塗布剤です。
この薬の効能は、原因となる真菌、つまりカビが生育するのに必要な酵素の補給を阻害します。
そのため殺菌作用が高く、原因菌を死滅させることで水虫の治療をしてくれるのです。

しかし、クリームを塗ったことで一時的に水虫が治ったように思えても、菌は角質の奥深くに隠れていることがあります。
その点、ラミシールクリームは角質への浸透性が高く、持続性も高く、皮膚の奥の奥まで成分が届いて、しつこい水虫を完全に治療してくれます。
ラミシールクリームは塩酸塩成分を含んだ皮膚用治療薬なので、水虫だけでなく角化型白癬や爪白癬のように同じく真菌を原因とするかゆみをともなった症状の治療に適しています。
使用方法は、かゆみのある患部に適量を伸ばしながら塗り込んでいきます。
初めて使用する方は先ず7日間塗布を続けて、症状の変化を見て下さい。

ラミシールにはクリーム状のものと液状のものがあります。ラミシールクリームは特に患部がじゅくじゅくして皮膚が割れている重度の場合に用いるのが良いでしょう。
さっと乾いてべたつきません。塗った後の手も気にならず使い心地にも人気があります。
水虫治療に高い効能を持っているラミシールクリームですが、角化型白癬などかゆみを感じない疾患や、爪白癬にはやや効き目が低いのが難点となっています。
それは角質に出来る水虫とは違って、薬の成分が浸透しにくいからです。

水虫ではなくこうした症状を治療したい場合は、先ずラミシールを使用方法の通り患部に塗り込み、それから結果を待って皮膚科に相談するのがいいでしょう。
皮膚の乾燥やかゆみは重度になるとかきむしってしまって擦過傷をおこします。
そうなる前に、ラミシールクリームを用いて気になる水虫やかゆみの対策を取りましょう。

高齢者がラミシールを使用する時の注意点

ラミシールは経口薬としても使用されています。その場合の使用方法は、皮膚疾患の治療薬として経口で投与します。
クリームタイプと同じく真菌性感染症の治療、改善を目的として使われる薬で、医師の判断で患部の状態が使用に値する場合に処方されます。
しかしこの薬剤は医療や介護現場での使用に充分注意しなくてはなりません。それは、ラミシールが肝臓や腎臓の働きを阻害する作用も持っているからです。
肝臓疾患、腎機能疾患を持った方にこの薬を処方すると、もともとの病気を悪化させかねません。

また高齢者に投与する場合も慎重になる必要があります。
高齢者は一般の人よりも更に腎機能や肝機能が低下しているケースが多く、処方の量を間違えると肝炎、肝不全、胆汁鬱滞、黄疸等の症状を起こします。
またはもともとあった皮膚の疥癬症のような真菌症更に酷くなり、腹痛を起こす、発熱、おう吐、食欲不振、倦怠感なども引き起こします。
こうした症状は一般的な風邪と混同されやすいので、服薬の作用によるものと受け取られない危険があります。
処置が遅れると皮膚のみならずその他の内臓にも大きく影響する強い作用が出るのです。
そのため、介護施設、病院などで高齢者にラミシールの経口薬を使用する場合には、普段の体調のチェックなど慎重を期すことが求められます。

容量を間違えると医療事故にもつながってしまうものなので、最大限の注意を払って使用することが求められています。
施設に入所している高齢者の場合、特に皮膚が乾燥しやすく真菌性感染症にかかりやすいリスクがあります。
そのために開発された経口薬ではありますが、安易な投与は避けて、肝疾患腎疾患のない患者にのみ少量から処方することが基本とされます。