水虫の治療薬ラミシールを勧める医師

水虫の初期症状とかゆみの原因について

水虫は真菌といわれるカビで感染する皮膚病で、原因菌は白癬菌と呼ばれ目には見えないものです。
長い時間同じ靴や靴下、スリッパを履き続けて汗をかいたりすると、水虫ができやすい状況ができあがり発症する確率が高くなります。
この真菌は温度15度以上、湿度70パーセント以上になると急激に増殖します。

水虫になっても初期段階は自覚症状がないことも多く、白癬菌が付いてから長い期間を過ぎると症状が進行していきます。
最初に気が付く初期症状としてはかゆみです。
角質から侵入した白癬菌が身体のタンパク質の1つケラチンを溶かし、この際の溶けた物質が更に皮膚奥の真皮にまで進み、神経や血管を刺激し激しいかゆみとなっていきます。

この水虫のかゆみは初期症状ですから、このときに病院などで適切な診療を受けることにより早期に完治させることが可能です。
初期症状は2、3年続きますが、このとき治療せずに放置しておくと白癬菌は増殖し感染範囲が広がり、爪にまで感染してしまうこともあります。

かゆみの初期段階は軽いものであることが多いのですが、水虫の病状が進行すると水ぶくれが足の裏や側面に見られるようになり、ときには大きなものとなることもあります。
更に炎症が繰り返されると皮膚と菌が共存状態となり、免疫反応すら起こらなくなります。
この状態になると完治をさせるのに何年もかかることになり、かゆみを感じた初期状態の段階で早めの診療を受けることをおすすめします。

かゆみを感じているが、病院に行く時間がなかなかない場合は、応急処置として炎症が起こっている部分に市販の薬を塗布するとかゆみが抑えられることがあります。
かゆみが起こると掻きたくなるのですが、角質はデリケート。掻くほどに菌の侵入を容易にしてしまい、感染症の病状を悪化させてしまいます。
掻くことでかゆみの原因物質が放出されまた掻くという悪循環となり炎症が増大しますので、掻くことは我慢しましょう。
冷却効果のあるスプレータイプの薬も、かゆみを抑えることに有効です。もちろん足を頻繁に洗うことも冷やす・洗浄する観点から有効となります。

なぜ水虫になるとかゆみが出るのか?

水虫の原因は、白癬菌というカビの一種でこれが皮膚に感染することによって起きます。
白癬菌のすみかは皮膚の一番外側にある角質の部分で、食品などにカビが生えるのと同様に皮膚にカビが生えてしまった状態となります。

水虫の原因である白癬菌自体はかゆみを発生するものではなく、身体の異物を攻撃する免疫機能が働くことによって起こるものです。
この免疫機能の活動によってかゆいという症状が発生します。
具体的に言うと、角質に住みついてしまった白癬菌はさまざまな成分を代謝し、ケラチンを溶かしその溶けた代謝物質がさらに奥の真皮へと進行していきます。
進行していく異物に抵抗するため、化学物質であるケミカルメディエータが送り込まれると真皮の血管や神経が刺激されかゆみが発生するのです。
かゆみの段階が更に進行すると真皮の血管や神経は常に刺激を受けている状態になり、これが続くと2、3ミリほどの小さい水ぶくれが足裏や足の側面にできます。

更に水虫が進行すると炎症を繰り返し、強いかゆみに耐えられず掻くことで皮がむけると更に悪化します。
また、ふやけることで更に皮がむける状態となります。そしてこの間ケラチンはより溶かされ、アレルギー反応でケミカルメディエータが送り込まれて刺激はますます増えていきます。

白癬菌は私たちの身体に存在している常在菌ではなく、非常在菌です。そのため水虫は外因性の感染症に分類されます。
外からの感染に注意することが水虫の原因を断つことにつながります。
同じ靴や靴下を毎日履いていれば白癬菌はとても住みやすい状況となっていて、お風呂などに入ってしっかり足を洗うことをしなければ古い角質は取れず、厚くなってしまい、これも白癬菌の増殖に拍車をかけ、かゆみはますます増えていきます。
不衛生といわれる状況はすぐに断たなければなりません。